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2025.07.07

沖縄 結婚式のご祝儀の相場は?沖縄県の地元結婚式とリゾートウェディングのご祝儀やお車代を比較解説

沖縄で行われる結婚式では、ご祝儀の金額やマナーに独自の文化が息づいています。地元の方が主催する結婚式と、県外から訪れるリゾートウェディングとでは、ご祝儀の相場や費用負担の考え方にも違いがあるため、事前に把握しておくことが大切です。

こちらの記事では、沖縄の結婚式におけるご祝儀の相場やマナー、リゾートウェディング特有の事情まで、詳しくご紹介します。沖縄での結婚式に参列予定の方や、新郎新婦として準備を進めている方は、ぜひ参考にしてみてください。

沖縄にお住まいの新郎新婦が沖縄県で一般的な結婚式を行ったときのご祝儀金額

沖縄にお住まいの新郎新婦が沖縄県で一般的な結婚式を行ったときのご祝儀金額

沖縄にお住まいの新郎新婦が行う沖縄県での結婚式と日本の一般的な結婚式でのご祝儀相場比較

沖縄県でのご祝儀相場は、全国的な平均(3万円程度)と比較するとやや低め。沖縄では「ご祝儀は気持ち程度」という文化が根強く、金額よりも参加すること自体を祝福と捉える考え方が根付いているためです。

<ご祝儀相場の比較>

    • 続柄
    • 沖縄県の結婚式の相場
    • 全国平均
    • 友人・同僚
    • 1万~2万円
    • 3万円
    • 親族
    • 3万~5万円
    • 5万円前後
    • 上司・目上の方
    • 2万~3万円
    • 3万~5万円

沖縄にお住まいの新郎新婦の沖縄県での結婚式に、沖縄県外にお住まいの方が参列される場合のご祝儀

沖縄県にお住まいの新郎新婦が県内で結婚式を行い、県外からゲストを招く場合、交通費や宿泊費の負担状況によってご祝儀の相場は変わってきます。

交通費や宿泊費をゲストが全額自己負担する場合:

ご祝儀の目安は1万円〜2万円程度(沖縄県の相場に合わせる)

ゲストの交通費や宿泊費を新郎新婦が一部または全額負担する場合:

ご祝儀の目安は2万円〜3万円程度(一般的な相場に合わせる)

県外からの移動はどうしても金銭的・時間的な負担が大きくなるため、新郎新婦が事前に「ご祝儀は辞退します」と伝えるケースも増えており、ゲストへの配慮が重視される傾向にあります。

沖縄にお住まいの新郎新婦が沖縄県外で結婚式を行った場合のご祝儀

沖縄にお住まいの新郎新婦が、沖縄県外(東京や大阪など)で結婚式を行う場合のご祝儀は、開催地の文化に合わせた金額が基本になります。

    • ・友人・同僚
    • :3万円
    • ・親族
    • :5万円前後
    • ・上司・目上の方
    • :5万円〜

また、沖縄県内から参列するゲストがいる場合、移動・宿泊にかかる費用負担に応じて、「ご祝儀辞退」または「一部負担」(お車代の有無)を明確にしましょう。

沖縄県のご祝儀相場が低い理由

沖縄県の結婚式のご祝儀相場が低い理由は、ご祝儀の内訳に対する考え方の違いにあります。一般的に、ご祝儀は「食事代」「引き出物代」「お祝い金」に充当されますが、沖縄県の結婚式と県外の結婚式では、次のような違いがあります。

ご祝儀が3万円の場合の内訳

    • 食事代
    • ご祝儀の半分(15,000円程度)のコース料理を想定
    • 引き出物代
    • 食事代を引いた金額の3分の1(5,000円程度)を想定
    • お祝い金
    • 残りの金額(10,000円程度)をお祝いの気持ちとして想定

沖縄県の地元結婚式の内訳

    • 食事代
    • 食事代 1人3,000~5,000円程度のビュッフェ料理を想定
    • 引き出物代
    • 引き出物代 1人1,000円~5,000円を想定
    • お祝い金
    • 残りの金額をお祝いの気持ちとして想定(ただし、結婚式の参列そのものがお祝いという考え方が一般的)

全国的なご祝儀の平均に比べると、沖縄県内の結婚式の相場の低さに驚くかもしれません。しかし、沖縄にお住まいの方にとっては、結婚式そのものが「地域の社交場」としての意味合いを持ち、お金よりも心を重視する文化になっています。また、披露宴の規模が大きく、招待人数が200~300人と多いため、ゲストの費用が低くても賄えます。一方、招待人数が多いということは、その分、結婚式に呼ばれる回数も多いため、一人当たりのご祝儀負担を軽減する必要があります。よって沖縄県内の結婚式では「1万円のご祝儀」は失礼にあたらず、むしろ自然な相場とされています。

沖縄県の結婚式でのご祝儀袋や沖縄県の結婚式の伝統、風習やしきたり、マナーについて

沖縄県の結婚式でのご祝儀袋や沖縄県の結婚式の伝統、風習やしきたり、マナーについて

水引は紅白または金銀の「結びきり」「あわじ結び」

沖縄県の結婚式に参列する場合でも、ご祝儀袋のマナーは他の地域と同様です。水引の色は、紅白または金銀、形は“一度きりのお祝い”であることを示す「結びきり」または「あわじ結び」のものを選びましょう。蝶結びの水引は使えません。

包むご祝儀金額によってご祝儀袋のデザインは異なる

ご祝儀袋は、高い金額を包むほど豪華なデザインを選ぶことがマナーです。沖縄県の地元結婚式(相場1万円)のご祝儀を包む際は、できるだけシンプルなデザインのものを選びましょう。参考までに、金額に応じたご祝儀袋のデザインの違いを紹介します。

    • 1万円
    • :シンプルなもの(和紙・印刷の水引)
    • 2〜3万円
    • :立体的な水引が付いたもの
    • 5万円以上
    • :金銀の水引+高級和紙

上包みの表書きは毛筆や筆ペンで書く

表書きには「寿」「御祝」などと書きます。筆記具は毛筆が理想ですが、現実的に用意できない場合は、筆ペンを使いましょう。ボールペンは避けるのがマナーです。なお、裏面には名前・住所・金額を明記します。

新郎新婦、ゲストの服装

沖縄県の結婚式では、以下のような服装が一般的とされています。

新郎新婦

本州の結婚式と同じように、ウエディングドレスやタキシードが一般的です。お色直しが当然とされる文化のため、カラードレスや和装(新郎は袴、新婦は白無垢か色打掛)のどちらか、あるいは両方を着用するケースも多いです。中には、沖縄県の伝統衣装である琉装(民族衣装)を選ぶ新郎新婦もいます。

ゲストの服装

両親や親族は式のスタイルに応じて、正礼装(モーニング・留袖など)や準礼装(スーツ、訪問着、フォーマルドレスなど)を選びます。ゲストの参列衣装は本州ほど厳格ではなく、女性はフォーマルドレスやかりゆしワンピース、サマードレスなど明るく涼しげな装いが好まれます。男性はスーツまたはかりゆしウェアを合わせるスタイルが多いです。

伝統的な演出

沖縄県の結婚式では、伝統的な演出として「琉球舞踊」や「三線演奏」が披露されることが多く、会場全体が沖縄の文化に包まれた雰囲気になります。披露宴の終盤には、「エイサー」や「カチャーシー(手踊り)」でゲストが一体となって盛り上がるのが定番です。また、方言や民謡がプログラムの中に自然と取り入れられることもあり、会場一体が沖縄らしいあたたかな空気に包まれます。

席の配置、食事だし、飲酒のタイミング

沖縄県の結婚式では、席の配置や食事、飲酒のタイミングにも以下のような特徴があります。

    • 席配置
    • :親族が中央または新郎新婦に最も近い席、友人・知人が外側を囲む
    • 食事
    • :披露宴の開始前に配膳が始まることが多い
    • 飲酒
    • :乾杯前でも飲み始めるのが一般的

自由な形式が尊重される沖縄の結婚式。地域の社交場として、たくさんのゲストと距離を縮める沖縄らしいおもてなしといえます。

沖縄でのリゾートウェディングのご祝儀相場

沖縄でのリゾートウェディングのご祝儀相場

交通費と宿泊費をゲストが負担した場合のご祝儀相場

沖縄のリゾートウェディングにおいて、ゲストが交通費と宿泊費を全額自己負担する場合は「ご祝儀の辞退」が一般的です。ただし、地域性・親族間でのしきたりや、お祝いの気持ちとして渡したい場合もあるかと思います。その場合、「お祝い」としてのご祝儀金額の相場は1万円です。同等のプレゼントを贈ってもいいでしょう。

宿泊費は新郎新婦、交通費をゲストが負担した場合のご祝儀相場

ゲストの交通費と宿泊費を新郎新婦が一部負担する場合は、一般的なお車代を受け取ったと考え、ご祝儀は相場に沿った金額を包むのが無難です。相場は友人であれば2〜3万円、親族や上司であれば3〜5万円が目安です。

ただし、どの程度費用を負担してもらったかによって調整してもよいでしょう。新郎新婦との関係性や今後のお付き合いも考慮し、無理のない範囲で気持ちを表すのがポイントです。「相場よりも多めに渡したいが、ご祝儀だと新郎新婦に気を遣わせる可能性がある」という場合は、結婚祝いとしてプレゼントに代える方法もありでしょう。

交通費と宿泊費を新郎新婦が負担した場合のご祝儀相場

ゲストの交通費と宿泊費を新郎新婦が全額負担する場合は、相場または相場以上のご祝儀を包むことをおすすめします。理由は、旅行を伴わない挙式・披露宴よりも、新郎新婦の費用負担が大きくなるためです。旅費を一部返金するつもりで上乗せするとよいでしょう。

また、ご祝儀のほかにちょっとしたプレゼントやメッセージカードを添えると、感謝の気持ちがより伝わり、好印象につながります。新郎新婦へのねぎらいの気持ちを込めて包むと、より心のこもったお祝いとなるでしょう。

沖縄でのリゾートウェディングの費用負担、スムーズな準備の流れ

沖縄でのリゾートウェディングの費用負担、スムーズな準備の流れ

宿泊費と交通費の新郎新婦、ゲストの負担割合の傾向

沖縄のリゾートウェディングで気になるのが、ゲストの宿泊費と交通費の負担割合ですよね。実は、多くの新郎新婦がとっている形式が「ゲストの宿泊費と交通費を負担しない代わりに、ご祝儀を辞退する」または「新郎新婦が一部のみ負担する」パターンです。

これは、旅行を伴うリゾートウェディングならではの傾向。ゲストには、ふたりの結婚式をきっかけに沖縄旅行を思い思いに楽しんでもらいましょう。その分、挙式とパーティ(会食)でしっかりとおもてなしをすれば、多くの場合で失礼にはあたりません。

ゲストに宿泊費と交通費の負担について確認するタイミング

ゲストの宿泊費と交通費について、確認するタイミングは「沖縄での結婚式が決まり、声をかける時点」がおすすめです。ゲストが旅費の負担について迷わないように、招待する時点でふたりの意向を伝えるようにしましょう。

たとえば「宿泊はこちらで用意します」「交通費は自己負担でお願いできますか?」など、具体的に伝えることで、ゲストも予定を立てやすくなります。遠方からの出席は気遣いが必要なぶん、早めの情報共有が安心につながります。

「どんな言い回しをすれば失礼にあたらないか知りたい」など、ゲストの宿泊費と交通費の負担についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:沖縄 結婚式で招待したいゲストに迷惑にならない招待の進め方解説|ニュース│沖縄の結婚式・挙式・リゾートウェディングは【アールイズ・ウエディング】

ご祝儀を辞退したにも関わらず、頂いてしまった場合

ご祝儀を辞退したにもかかわらず、ゲストからご祝儀を頂いてしまった場合、まずは直接「お気遣いありがとうございます。お気持ちだけで十分です」と、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。そのうえで、相手のご厚意に対して失礼のないよう、何かしらの形でお返しをするのがマナーです。たとえば、沖縄の名産品などを選んだ内祝い、結婚式の写真に手書きのメッセージを添えて贈る、後日ギフトを郵送するなど、相手の気持ちを立てる形での心配りが喜ばれます。

ご祝儀を渡すタイミング

ご祝儀を渡すタイミングとしては、基本的に挙式や披露宴の受付で手渡しするのが一般的なマナーとされています。しかし、ご祝儀の辞退が一般的なリゾートウェディングでは、受付が設置されなかったり、式場のルールで現金の受け渡しができない場合も。あらかじめ新郎新婦へ確認するか、事前に現金書留で送る、後日改めて手渡しといった方法でも失礼にはあたりません。特に遠方での結婚式では、当日の移動や前後のスケジュールに気を取られて渡し忘れることもあるため、早めの準備を心がけておくと安心です。また、手渡しの際は袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが丁寧なマナーとされています。

沖縄 結婚式(本島・離島)でおすすめの結婚式場

ザ・ギノザリゾート美らの教会

ザ・ギノザリゾート美らの教会

沖縄最大級の敷地面積を誇るウェディングリゾート「ザ・ギノザリゾート」。その高台に佇む「美らの教会」からは、見渡す限りの水平線が一望できます。1万坪の敷地の中には色鮮やかな自然が豊かな「美らの森」が広がり、新郎新婦、ゲストそれぞれとフォトジェニックな写真を残せます。どこまでもリゾート感を味わいたい人におすすめ。

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瀬良垣島教会

瀬良垣島教会

沖縄本島と1本の橋で繋がる「瀬良垣島」に1島1リゾートのロケーションで佇む「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド」。そこにある「瀬良垣島教会」は温かな木組みの天蓋から陽の光が降り注ぐチャペルです。沖縄らしさの中にも、上質さや丁寧なおもてなしの心を表現したい人におすすめ。

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白の教会

白の教会

沖縄本島の北部、美ら海水族館のすぐ近くにある「白の教会」。「家族との時間」をテーマに作られた会場で、新しい家族の誕生をみんなで祝う「家族のセレモニー」や、挙式前に行う家族とのファミリーファーストミートを用意。大切な人たちと、着飾らず自然体な雰囲気で過ごしたい人におすすめ。

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太陽が彩る自然の教会

太陽が彩る自然の教会

世界自然遺産にも登録されたエリアにあり、沖縄本島でありながら離島のようなロケーションが広がるチャペル。チャペルで結婚式を行ったあと、ビーチを目の前にのぞむデッキで家族とカクテルパーティーを楽しめます。大自然の中で過ごすひとときは、非日常そのもの。時間を忘れて、ゆっくりと過ごしたい人におすすめ。

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ザ・ビーチチャペル

ザ・ビーチチャペル

那覇空港から車で約10分と抜群のアクセスを誇る「ザ・ビーチチャペル」。全室オーシャンビューの「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」の敷地内にある独立型チャペルです。ラグジュアリーホテルならではの上質な雰囲気が漂っており、利便性もプライベート感も、リゾートウェディングに大切な要素をすべて叶えたい人におすすめ。2025年夏、リニューアルオープン。

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宮古島教会

宮古島教会

沖縄・宮古島に誕生したホテル「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の最上階に位置する「宮古島チャペル」からは、宮古ブルーの海と伊良部大橋を一望できる絶景が広がります。挙式後はヒルトンの総料理長が厳選した食材を使用したパーティメニューでおもてなしを。離島ならではのゆったりとした時間、美しいロケーションを満喫したい人におすすめ。

宮古島教会について詳しく見る

奏の教会

奏の教会

宮古空港から車で約15分。約100万坪もの広大な自然に囲まれた「シギラセブンマイルズリゾート」の中で、海沿いに佇むチャペルが「奏の教会」です。木の温もりに包まれて、宮古島の“ありのまま”を感じる空間。おもてなしのスタイルを選べるパーティーも特徴です。1日2組だけのゆったりとした島時間の中、宮古島らしい飾らないひとときを過ごしたい人におすすめ。

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<著者プロフィール>

いけだあかり

【経歴】
ウエディングプランナー10年目。「アールイズ・ウエディング」のプランナーとして沖縄・ハワイ・グアムの結婚式を200件以上担当したのち、全国約30店舗の旅行会社でリゾートウエディングを提案・販売する。これまで関わってきたカップルの数は1,000組以上。また、自身も沖縄で結婚式を挙げる。プランナーと卒花の経験を活かし、現在はWebライターとしても活動。ウエディングの記事執筆を担当する。

 

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