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2018.01.01

沖縄の結婚式で余興は必要?リゾートでおすすめの余興もご紹介

沖縄での結婚式を考える中で、「余興って必要なの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。沖縄には独自の披露宴文化があり、余興は重要な要素とされています。一方で、リゾートウェディングを検討する県外の新郎新婦にとっては、余興を取り入れるかどうかは悩ましいポイント。本記事では、沖縄の結婚式における余興の常識やおすすめ演出、リゾートにも合う余興のアイデアを詳しくご紹介します。

沖縄結婚式の余興の常識

沖縄結婚式の余興の常識

沖縄県内の新郎新婦の常識

沖縄県内の新郎新婦が行う結婚式では、「余興は当たり前」とされています。沖縄では、昔から地域のつながりを大切にする風習があり、結婚式は単なる儀式ではなく「地域全体の祝いごと」として盛大に行われるためです。具体的には次のような特徴があります。

招待客の多さ

沖縄では、親戚だけでなく地域の知人や職場の同僚、友人の友人まで幅広く招待するのが一般的。そのため、招待客が200人〜300人を超えることも珍しくありません。大人数を楽しませたり、盛り上げるために余興にも力が入ります。

余興の数の多さ

沖縄県内の結婚式では、余興の数が2〜3本は当たり前、多いと5本以上になることもあります。職場の仲間、友人グループ、親戚、地域の人たちなどが順番に舞台でパフォーマンスを披露し、新郎新婦がお色直しで席を外すタイミングですら、何かしらの余興が行われます。

余興の舞台の大きさ

招待客も、余興の数も多い沖縄県内の結婚式。ほとんどの披露宴会場に専用のステージがあり、バンド演奏やダンスパフォーマンスなど、大人数での余興にも対応できる広さが確保されています。プロ仕様の音響や照明設備を備えている会場も多く、本格的な演出が可能です。

舞台に合わせた席配置

沖縄県内の結婚式では、披露宴会場で余興の舞台を見やすいように、スクール形式(囲み)や扇型にテーブルを配置することもあります。地元の人たちにとって、結婚式の余興は「全員で楽しむもの」であり、招待客の満足度にも関わってくるため、席配置にも工夫がなされます。

披露宴側の手厚いサポート

沖縄県内の結婚式が行われる式場のスタッフは、大規模な余興のサポートにも慣れており、機材の手配や進行のサポートまで細やかに対応します。また、司会者も地元に精通した人が多く、盛り上げ方やタイミングの調整など、プロの技で場を仕切ってくれます。

沖縄県外の新郎新婦が結婚式を行う場合の余興は?

余興をやらなくても大丈夫

沖縄県外の新郎新婦がリゾートウェディングとして沖縄で結婚式を挙げる場合、地元の風習にこだわる必要はありません。地元の結婚式とそうでない場合では、招待する人数も、披露宴の規模もまったく異なるためです。リゾートウェディングの場合、挙式後のパーティーは、ゲストと一緒に食事を楽しんだり、遠方から来た方たちを料理でおもてなしをするために行われます。披露宴より会食といったほうがイメージに近いでしょう。実際にアールイズ・ウエディングの結婚式でも、県外出身のおふたりは余興を省略するケースが多く、そのぶん、料理や撮影にこだわる方がほとんどです。

やる場合、沖縄らしい余興を取り入れる

とはいえ、「せっかく沖縄で結婚式をするなら、地元らしさを取り入れたい」という声もあります。そんな時は、沖縄らしい伝統芸能や音楽、舞踊を取り入れた余興がおすすめです。三線演奏など、プロを呼んで本格的なパフォーマンスが実現する式場もあるため、沖縄らしい余興の希望があればぜひ挙式会場に伝えてみてください。

沖縄結婚式でおすすめの余興

沖縄結婚式でおすすめの余興

かぎやで風(がじゃでぃふう)

かぎやで風は、沖縄の結婚式で長く親しまれている格式ある祝いの踊りで、披露宴の冒頭を飾る演目として定番です。新郎側の家族や親戚が踊るのが一般的で、琉舞経験者がいない場合は、プロに依頼するケースも増えています。新郎新婦が踊るサプライズ演出としても人気です。

エイサー

沖縄の伝統芸能といえば、エイサーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。迫力ある太鼓と踊りで披露宴を一気に盛り上げてくれ、ゲストも手拍子や掛け声で参加できる沖縄ならではの余興です。エイサーは地元のパフォーマーを呼んで行われるのが一般的です。

カチャーシー

カチャーシーは、披露宴の結びに新郎新婦とゲスト全員で踊る沖縄の伝統的な舞踊です。沖縄の方言で「かき混ぜる」を意味する「かちゃーす」に由来し、両手を挙げて手首をひねるような動きが特徴。男性は拳を握り、女性は手を開いて踊ります。大人から子どもまで、みんなが笑顔で幸せを分かち合える、祝宴のフィナーレにふさわしい余興です。

ビデオレター

家族や友人からのお祝いメッセージを集めて編集するビデオレターは、和やかで感動的な演出として人気の余興のひとつ。披露宴に参加できなかったゲストでも、ふたりにお祝いのメッセージを届けられる点も嬉しいポイントです。

ダンス

ダンスは、一般的な挙式・披露宴でも人気の余興のひとつ。友人グループによるオリジナルダンスや、プロのダンサーによる演出など、多彩なスタイルがあります。沖縄出身アーティストの楽曲で踊っても盛り上がりますね。

マイクリレー

ゲストが次々にマイクを渡しながら、新郎新婦へのメッセージやエピソードを語るマイクリレー。笑いあり涙ありの展開になることも多く、心温まる時間になります。人前で喋ったり、アドリブが苦手なゲストには、事前に一言声をかけておくと親切です。

みんなでロケーションフォト&ムービー

沖縄結婚式では、挙式前後に全員でビーチやガーデンで行うロケーション撮影もおすすめです。その様子をムービーにして披露宴(食事会)で上映すれば、当日の思い出をみんなで分かち合うことができます。記念としても、余興としても人気の撮影です。

さんしん演奏

沖縄の伝統楽器・さんしん(三線)の生演奏は、沖縄県外の新郎新婦にも人気の余興。温かで情緒あふれる音色は、その場が一瞬で沖縄ならではの雰囲気に。曲目は伝統民謡から沖縄ポップスまで様々で、ゲストと一緒に盛り上がったり、心を癒す感動的な時間を過ごせます。

伝統舞踊

沖縄には様々な伝統舞踊があり、その美しさと力強さは多くの人を惹きつけます。プロのパフォーマーに依頼して、本格的なステージで場を盛り上げてもらいましょう。両親や祖父母など、年齢層が高いゲストがいる場合にも喜ばれます。

沖縄の結婚式の余興を含めた全体の流れ

沖縄の結婚式の余興を含めた全体の流れ

沖縄県内の新郎新婦と、県外の新郎新婦が行う結婚式では、招待する人数や余興の数、披露宴(会食)の目的が大きく異なります。そのため、余興を含めた全体の流れにも違いがあります。具体的に見ていきましょう。

沖縄県内の新郎新婦の余興を含めた全体の流れ

沖縄県内の新郎新婦が行う結婚式は、余興を含めてどのような流れなのか。一般的なプログラムの一例を紹介します。

1.司会者の挨拶
2.新郎新婦の入場(琉球衣装)
3.新郎新婦の紹介
4.来賓からの祝辞
5.乾杯
6.かぎやで風
7.新郎新婦の一時退場(お色直し)
8.余興(三線演奏など ×2~3つ)
9.新郎新婦の再入場(ウェディングドレス)
10.新郎新婦による演出(キャンドルサービス、ケーキ入刀など)
11.同僚・友人による祝辞
12.新郎新婦退場の一時入場(お色直し)
13.余興(伝統舞踊など×1~2つ)
14.新郎新婦の再入場(カラードレス)
15.エイサー
16.カチャーシー
17.両親に花束贈呈
18.新郎新婦からの謝辞

注目すべきは、余興の数の多さです。新郎新婦がお色直しで披露宴会場にいない間でも、余興がひっきりなしに行われ、親族、友人、職場の仲間、プロの演者たち…と、全員が今か今かと余興の順番を待っている。そんな光景が、沖縄県内の地元結婚式では当たり前のように見られます。

沖縄県外の新郎新婦が結婚式を行う場合の余興は?

続いて、沖縄県外の新郎新婦が、リゾートウェディングとして沖縄で結婚式を行う場合のプログラムを紹介します。あくまで一例ですが、以下のような流れになります。

1.新郎新婦の入場(※1)
2.新郎新婦による挨拶
3.乾杯
4.歓談
5.演出(ケーキカット、記念撮影など)
6.歓談
7.ムービー上映(※2)
8.両親への手紙(※2)
9.新郎新婦からの謝辞
10.新郎新婦の退場

県外の新郎新婦による沖縄結婚式は、地元とは異なり、プログラムをあまり詰め込みすぎない流れが一般的です。遠方から来てくれたゲストに、おもてなしと感謝の気持ちを込めて食事会を設け、沖縄ならではのロケーションを眺めながらゆったりと過ごしてもらうのが目的になっています。家族だけの少人数なのか、友人まで呼ぶ30名以上のパーティーなのかによっても、余興や演出のニーズは変わってきます。

もし上記の一例をみて「もっと披露宴のような余興と演出を取り入れたい!」と感じた方は、パーティーの時間が許す限り、プログラムをさらに充実させることが可能です。例えば、入場前後にふたりの生い立ちをまとめたプロフィールムービーを流したり(※1)、ケーキカットの際に、サンクスバイトやサプライズバイトなどのゲストを巻き込む演出もおすすめです。

一方で、沖縄での結婚式を選んだ理由が「披露宴のような演出が恥ずかしいから」という方もいるでしょう。歓談以外の余興や演出(※2)は、必ずしも取り入れなければいけないものではありません。そのぶん料理や時間に重きをおいて、ゲストと一緒に食事をゆっくり楽しむのも沖縄結婚式の醍醐味です。安心して過ごしてくださいね。会食を「あまり大々的にはしたくないけど、家族だけだと場がしらけないか心配」という方は、次の記事も参考にしてみてください。

関連記事:家族のみの沖縄結婚式の費用相場やメリット、ゲストの範囲などを解説|ニュース│沖縄の結婚式・挙式・リゾートウェディングは【アールイズ・ウエディング】

沖縄県外の新郎新婦が行うリゾートウェディングのおすすめ余興とよくある質問

沖縄県外の新郎新婦が行うリゾートウェディングのおすすめ余興とよくある質問

県外の新郎新婦が沖縄で行うリゾートウェディングでは、どんな余興がおすすめなのか。実際にアールイズ・ウエディングで結婚式を行った方たちからの質問や感想をもとに紹介します。

おすすめの余興:さんしん演奏

本記事で紹介した「さんしん(三線)演奏」は、アールイズ・ウエディングでも人気の高い余興のひとつ。乾杯後、歓談が始まった頃にオープニング演出として盛り上げ、後半にかけて、民謡やバラードで徐々にしっとりとした雰囲気へと包み込みます。家族だけの少人数、友人まで呼ぶパーティーに関わらず、沖縄らしさと、笑いあり、涙ありの余興としておすすめです。

実際に取り入れた方の声

・ゲストに「三線演奏が“沖縄に来た”って感じがして最高だったよ!」と言ってもらえた。
・物静かな家族で盛り上がるか心配だったが、普段は寡黙な父ですらプロの三線演奏にのせられて掛け声をしたり、知っている曲を口ずさんでいる姿が印象的だった。
・みんなで盛り上がったり、うるっとしたり、想像以上に心が動いて本当にやってよかった。

おすすめの余興:ロケーションムービー

結婚式当日のふたりやゲストの姿を映像で撮影し、パーティー(会食)で上映するロケーションムービー。アールイズ・ウエディングでは「アニバーサリーフィルム」という名称で呼んでいます。その名の通り、大切な記念日を記録して、その日の思い出をその日のうちにゲストと分かち合える感動的な余興です。当日中に映像が仕上がるとあって、沖縄から帰ってすぐにムービーを見返したい場合や、参列できなかった人たちへ報告をしたい場合などにもおすすめです。

実際に取り入れた方の声

・メイクシーンから密着してもらったので、ゲストでも知らないシーンがあって両親が喜んでいた。私たちも、ゲストが映った姿をみて「こんな表情してたんだ!」を知れて嬉しかった。
・特に演出はいれず、シンプルな食事会だったが、プランナーさんからおすすめされてムービーだけは上映することに。あまり感情を出さないシャイな彼が涙ぐんでいて、それを見た私や家族も感動。恥ずかしくて両親への手紙もやめたので、あの時間があって良かったと思った。

よくある質問:両家のゲストが初対面で盛り上がるか不安…

両家のゲストが初対面のパターンはよくあります。特に、きょうだいや親族は「沖縄で会うまで、顔と名前が一致しない」なんてことも珍しくありません。そんな場合のおすすめは、ゲスト紹介ムービーの上映。パーティー(会食)の序盤で、ゲスト一人ひとりの顔写真、ふたりとの思い出やエピソードをまとめた映像を流せば、お互いの理解が深まるのはもちろん、そのあとの歓談でも話題のきっかけに。プロフィールブックでの代用もOKです。

よくある質問:ゲストに子供がいる場合におすすめの余興は?

ゲストに子供がいる場合は、数時間のパーティー(会食)で退屈しないように配慮があると安心です。例えば、伝統楽器や舞踊の余興では、子供たちが前に出て歌ったり踊れるようにしておけば、自然と場が盛り上がるでしょう。また、会場内にトイカメラやインスタントカメラを置いて「これでたくさん写真を撮ってね!」と、キッズカメラマンになりきってもらう演出もおすすめ。幼児~小学生くらいの子供たちに人気です。

よくある質問:余興をまったく取り入れなかったらどうなるの?

結論からお伝えすると、余興をまったく取り入れなくても問題もありません。なぜなら、沖縄でのリゾートウェディングは、大切な人たちと非日常の中で過ごす時間そのものが醍醐味だからです。また、大人になってからの家族旅行は、多くの場合、そう頻繁にできるものではありません。ふたりにとって本当に大切な人たちだけが集う時間は、特別なことをしなくても十分に心が満たされる。それが、沖縄結婚式の魅力です。

ただその中でも「ゲストに感謝の気持ちを伝えたい」「せっかく沖縄に来てもらうからには、何か思い出を残してほしい」という気持ちは、少なからずあると思います。余興は、そんな想いを形にする手段のひとつ。結婚式を華やかにすることが目的ではなく、ふたりがゲストのことを考えて用意したことや気持ちが何よりも大事です。

本記事では紹介しきれなかった沖縄結婚式の余興や、ちょっとした演出の事例もたくさんありますので、ぜひお気軽にプランナーまで相談してくださいね。

<著者プロフィール>

いけだあかり

【経歴】
ウエディングプランナー10年目。「アールイズ・ウエディング」のプランナーとして沖縄・ハワイ・グアムの結婚式を200件以上担当したのち、全国約30店舗の旅行会社でリゾートウエディングを提案・販売する。これまで関わってきたカップルの数は1,000組以上。また、自身も沖縄で結婚式を挙げる。プランナーと卒花の経験を活かし、現在はWebライターとしても活動。ウエディングの記事執筆を担当する。

 

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