ハワイ結婚式の靴選び！ムームーやアロハシャツに合うのはどんな靴？

ハワイでの結婚式！靴はどうしよう……？

憧れのハワイウェディング。想像するだけで心が躍りますが、招待されたゲストが意外と頭を悩ませるのが靴選びです。

ハワイウェディングは、チャペル（教会）、ガーデン、ビーチなど、そのロケーションが豊富なため、日本の結婚式と同じ感覚で靴を選ぶと、場違いになったり、歩きにくくて楽しめなかったりすることもあります。

この記事では、ハワイの結婚式における靴選びの基本マナーから、新郎新婦、ゲスト、お子さまの立場別におすすめの靴、そしてロケーションごとの選び方まで、あらゆる疑問を解決します。

足元の準備を万全にして、心からハワイの結婚式を、心ゆくまで楽しんでくださいね。

まずはロケーションやドレスコードを要チェック！

ハワイでの結婚式に参列するときは、まず新郎新婦にドレスコードを確認することが大切です。会場がビーチなのか、ガーデンや教会なのかによって選ぶ靴は大きく変わります。

たとえば砂浜ではヒールよりも安定感のあるサンダルが安心ですし、チャペルではきれいめな革靴やパンプスがふさわしいでしょう。
服装だけでなく足元も含めた全体のコーディネートを意識すると、ハワイらしい雰囲気の中で浮かずに過ごせます。

【新郎新婦編】主役のおふたりの足元コーディネート

結婚式の主役である新郎新婦の足元は、意外と注目を集めるポイントです。ウェディングドレスやタキシード、そしてハワイの美しいロケーションとの調和を考え、最高の瞬間を彩る靴を選びましょう。

新婦様｜ドレスに合わせたサンダルやウェッジソール

ウェディングドレスのデザインに合わせるのはもちろん、沖縄ウェディングでは「挙式」と「ビーチフォト」など、シーンに合わせて靴を履き分けるのがポイントです。

・挙式シーン

チャペルの格式や場所にかかわらず、挙式ではフォーマルなパンプスを着用するのが一般的です。サテンやレース素材の上品なパンプスが、ドレスの裾から見える足元をエレガントに彩ります。リゾートウェディングであっても、挙式本番ではサンダルやウェッジソールの着用は避けるのがマナーとされています。

・ビーチやガーデンでの撮影シーン

挙式とは変わり、屋外での撮影では場所に合わせて靴を選べます。ビーチやガーデンでの撮影には、砂や芝生の上でも安定感のあるウェッジソールや太めのヒールの靴が最適です。
またリゾート感を演出したいなら、ビジューやパールが輝くデザイン性の高いサンダルも写真映えし、人気があります。

ハワイの開放的なロケーションで、裸足で撮影したいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし足を洗う場所がなかったり、怪我をしてしまう危険性もあるため、裸足での撮影はおすすめしません。

新郎様｜タキシードに合わせた革靴やおしゃれなローファー

新郎様の足元は、全体の印象を引き締める重要な役割を担います。フォーマルさを保ちつつ、ハワイらしいリゾート感を加えるのがおしゃれに見せるコツです。

・革靴（白・ベージュ・ブラウンなど）

白やベージュのタキシードには、同系色の明るい革靴が爽やかにマッチします。ネイビーやグレーのスーツなら、ブラウン系の革靴を合わせるとこなれた印象に。

・ローファー・デッキシューズ

少しカジュアルダウンしたい場合や、ガーデン・レストランでのパーティにおすすめ。素足で履くと、リラックスしたリゾートスタイルが完成します。

・お洒落なレザーサンダル

○ 挙式本番での着用は避け、その後のカジュアルなパーティやビーチでの撮影シーンにおすすめです。ただし、TPOが重要ですので、着用できるシーンは事前にプランナーへ確認しておくと安心です。

パンツの丈は、靴が少し見えるくらいの「ノークッション」や「ハーフクッション」にすると、足元がすっきりと見え、スタイリッシュな印象になります。

【女性ゲスト編】ムームーやサマードレスに合わせる靴

女性ゲストの服装は、ムームーやリゾート感のあるサマードレスが一般的。華やかさとハワイの気候に合った快適さを両立させる靴選びを心がけましょう。

基本は「きれいめサンダル」が万能

ハワイウェディングの女性ゲストの足元には、上品なデザインのサンダルが活躍します。足首が固定されて歩きやすいストラップ付きのデザインや、アクセサリー感覚で履けるビジューやパール付きのものがお祝いの席にぴったりです。

色は、どんなドレスにも合わせやすいゴールドやシルバーといったメタリックカラーも、リゾートの日差しに映えておすすめです。

ヒールの形は、安定感抜群のウェッジソールや、歩きやすくてきちんと感も出るチャンキーヒール（太ヒール）が良いでしょう。素材はエナメルやレザー調のものを選ぶと、カジュアルになりすぎず上品な印象になります。

ロケーション別で靴を選ぶのも重要

• • ロケーション
  • おすすめの靴
  • ビーチウェディング
  • 砂に沈みにくいウェッジソール・フラットサンダル
  • ガーデンウェディング
  • 芝生や小道でも歩きやすい安定感のあるサンダル
  • 教会・チャペル
  • きれいめパンプス・ヒール
  • レストランでのパーティ
  • 華やかで歩きやすいデザインのパンプスやサンダル

ビーチウェディングであれば、ヒールが砂に埋まってしまうため、ウェッジソールやフラットサンダル、エスパドリーユなどが適しています。脱ぎ履きしやすく、砂がついても払いやすいものが便利でしょう。

次に、ガーデンウェディングでは、芝生の上を歩くことを考慮し、ピンヒールは避けるのがおすすめです。安定感のあるチャンキーヒールやウェッジソールを選べば、緑の中でも安心して過ごせます。

チャペルウェディングでは、つま先やかかとが露出しすぎるデザインは避け、バックストラップ付きパンプスやきれいめなサンダルを選ぶと良いでしょう。

挙式後のレストランでのパーティでは、少し自由度が上がります。お店の雰囲気に合わせつつ、華やかさと歩きやすさを両立できるデザインの靴を選ぶのがスマートです。

【男性ゲスト編】アロハシャツに合わせる靴

アロハシャツにチノパンやスラックスを合わせるのが、男性ゲストの定番スタイル。カジュアルな服装だからこそ、足元で「きちんと感」を出すことが大切です。

おすすめはカジュアルなデザインの「革靴」

アロハシャツスタイルを引き締めるには、革素材の靴が最適。特におすすめなのがローファーで、着脱しやすく、革靴のきちんと感とカジュアル感を両立できます。ブラウンやベージュ、ネイビーなどが合わせやすいでしょう。

ローファーよりもさらに軽快な印象にしたいなら、デッキシューズやドライビングシューズも素敵です。リゾート感が高まり、ガーデンやビーチサイドのパーティにぴったりです。

よりフォーマルにしたい場合は、Uチップやプレーントゥといったデザインの革靴が良いですが、色は黒よりもブラウン系がハワイの雰囲気に馴染みます。グルカサンダルのように、つま先やかかとが覆われているデザインのレザーサンダルであれば許容されることもありますが、事前に新郎新婦に確認しましょう。

サンダルやスニーカーは事前確認

「ハワイだからビーチサンダルでいいのでは？」と思いがちですが、結婚式というフォーマルな場では基本的にNGです。同様に、一般的なスニーカーもカジュアルすぎるため避けるのがマナー。

ただし、新郎新婦から「足元はスニーカーで統一しよう！」といった特別なドレスコードが指定されている場合はその限りではありません。あくまで、新郎新婦の意向や式の格式を最優先に考え、不明な点は必ず確認しましょう。

【子ども編】安全性とフォーマル感を意識した靴

お子さま連れで参列する場合、靴選びは特に重要です。走り回ったり、慣れない場所で転んだりしないよう、安全性と動きやすさを第一に考えましょう。

女の子｜ストラップ付きのサンダルやフォーマルシューズ

女の子の靴は、活発に動いても脱げにくいストラップ付きのサンダルが安心です。白やパステルカラー、シルバーなど、ドレスに合わせた明るい色を選ぶと良いでしょう。

もう少しフォーマルな場面では、エナメルや合皮素材のストラップシューズも、どんなドレスにも合う万能アイテム。新品の靴は靴擦れしやすいため、事前に何度か履かせて慣らしておくと共に、絆創膏も用意しておくと安心です。

男の子｜着脱しやすいローファーやきれいめスニーカー

男の子には、小さな紳士のようなきちんとした印象になるローファーがおすすめです。マジックテープで留めるタイプなら、お子さま自身で着脱しやすいでしょう。

もう少しアクティブに動くことを想定するなら、無地の黒や白、ネイビーといったシンプルなデザインのきれいめなスニーカーも許容されることがあります。その際は、汚れていない清潔なものを選びましょう。

ビーチやガーデンでは靴が汚れやすいため、パーティ用に予備の靴を一足持っていくと便利です。

注意！ハワイ結婚式で避けたほうがよい靴

お祝いの気持ちを表すためにも、マナー違反となる靴は避けたいもの。ロケーションやフォーマル感に合わない靴は、全体の印象を損なうだけでなく、自分が不便な思いをすることにもつながります。
ここからは、NGとされる靴について見ていきましょう。

ゴム製のビーチサンダルやクロックス

ゴム製のビーチサンダルやクロックスは、リラックスしたハワイのイメージに合うかもしれませんが、結婚式という神聖なお祝いの場にはカジュアルすぎるため不向きです。

たとえ挙式がビーチで行われる場合でも、ゲストとしての参列にはふさわしくありません。写真映えの観点からも、フォーマルな服装とのバランスが取りにくいでしょう。

ハワイらしいリゾート感を演出しつつマナーを守るなら、デザイン性の高いレザーサンダルやウェッジソールを選ぶと、安全で華やかな印象になります。

汚れが目立つスニーカー

履き慣れたスニーカーは楽ですが、結婚式への参列には避けるのが無難です。特にビーチやガーデンでは砂や芝で汚れやすく、一度汚れてしまうと清潔感を保つのが難しくなります。白や明るい色のスニーカーは特に汚れが目立ちやすいため注意が必要です。

全体のコーディネートがカジュアルダウンしすぎてしまう懸念もあるため、フォーマル感が求められる場では、きれいめなローファーや革靴を選ぶと安心です。

高すぎるピンヒール

見た目が華やかなピンヒールですが、ハワイのウェディングでは避けるのがベター。砂浜や芝生ではヒールが沈んでしまい非常に歩きにくく、転倒のリスクも高まります。石畳やウッドデッキでヒールを傷つけてしまう可能性も。

また、長時間の挙式や立食形式のパーティでは足が疲れやすくなります。安心して一日を楽しむためにも、安定感のあるウェッジソールやチャンキーヒール（太ヒール）を選ぶのがおすすめです。

ブーツやファー素材の靴

ブーツやファーがあしらわれた靴は、常夏のハワイの気候には合いません。季節感がずれているだけでなく、見た目にも暑苦しい印象を与えてしまいます。

ムームーやアロハシャツといったリゾート感のある服装との相性も悪く、コーディネートから浮いてしまうでしょう。ハワイの開放的な雰囲気に合わせて、軽やかで涼しげなサンダルやパンプス、革靴を選ぶことで、快適さと写真映えの両方を叶えることができます。

ハワイ挙式の靴選びに関するQ&A

どんな靴がマナーに合うのか、スニーカーやサンダルは許されるのか、ストッキングや素足の扱い、現地での購入の可否など、気になるポイントをあらかじめ整理しておくと安心です。ここでは、ハワイの結婚式でよくあるお悩みをご紹介します。

Q.スニーカーで参列するのはマナー違反？
A. 基本的には避けるのがベターです。

特にチャペルやホテル、レストランでは避けるべきです。ただし、新郎新婦から「スニーカーで来てね」という指定がある場合や、ごくカジュアルな1.5次会のようなパーティであれば許容されることもあります。

その場合でも、キャンバス地のものよりレザー調のきれいめなデザインを選びましょう。

Q.ストッキングや靴下は履くべき？素足はマナー違反？
A. ハワイの気候を考えると、基本的にストッキングは不要です。

サンダルにストッキングは不自然なため、素足で問題ありません。ただし、非常に格式の高い教会での挙式や、冷房が強い室内でのパーティが長時間に及ぶ場合は、寒さ対策として薄手のストッキングを持参しておくと安心です。

男性の場合、ローファーやデッキシューズは素足（もしくは素足に見えるカバーソックス）で履くのがリゾートらしくてお洒落。革靴を履く場合は、靴下の着用がマナーです。

Q.靴を忘れてしまった！ 靴は現地（ハワイ）でも購入できる？
A. はい、購入できます。

ワイキキ周辺の「アラモアナセンター」や「ロイヤル・ハワイアン・センター」などのショッピングモールには、デパートやブランドの靴屋、セレクトショップが多数入っています。

フォーマルなパンプスからリゾートサンダルまで、品揃えは豊富です。しかし、サイズが合わなかったり、気に入るデザインが見つからなかったりする可能性もあるため、日本から持参するのが安心です。

Q.おすすめの服装はアロハシャツ？ゲストの服装にNGはある？
A. 男性はアロハシャツにチノパンやスラックス、女性はムームーやサマードレスが最もハワイウェディングらしい服装です。

NGな服装としては、新婦の色である「白」一色のドレスや、喪服を連想させる「黒」一色のコーディネート（小物で色を加えればOK）、露出が過度な服装（特に教会）、デニムやTシャツといった普段着すぎる服装などが挙げられます。

足元の準備は万端！最高のハワイウェディングを迎えよう

靴選びは、ハワイウェディングの成功を左右する大切な準備のひとつです。新郎新婦は、お二人の理想のスタイルを完成させる特別な一足を。ゲストは、主役への祝福の気持ちと敬意を足元に込めて。そしてお子さまは、安全に楽しく過ごせる快適な靴を選んであげましょう。

ロケーションやドレスコード、マナーといったポイントを押さえれば、靴選びは決して難しいものではありません。この記事を参考に、あなたにぴったりの一足を見つけてくださいね。

Izumi Arai
フリーランスライター。ライフスタイルや女性向けコラム、ブランド紹介記事を中心に執筆。前職では接客やカスタマーサービスに長く携わり、お客様の声に寄り添う経験を積む。その経験を活かし、読む人の心に届く温かい文章を心がけている。

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