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2025.05.14
沖縄 結婚式で引き出物が必要になるケースは?さらに選び方、費用・マナー、おすすめの引き出物・プチギフトをご紹介
引き出物やプチギフトは結婚式の定番アイテムですが、いざ自分たちが贈る側になると、何をどのように準備すれば良いか迷いますよね。特に沖縄結婚式の場合は、ふたりもゲストも参列経験がないことが多く「そもそも引き出物が必要なのか」から悩んでしまうと思います。
本記事では、沖縄結婚式で引き出物が必要かどうかを判断する基準や費用、選び方のマナーを解説。沖縄の結婚式におすすめの引き出物やプチギフトも紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
沖縄 結婚式で引き出物は必要?
引き出物とは、結婚式に来てくれたゲストへ感謝の気持ちを込めて贈るお礼品のことです。一般的には、ご祝儀のお返しとして渡すものとされていますが、沖縄の結婚式では引き出物が必要な場合と必要ではないケースがあります。
まずはそれぞれの違いを知り、自分たちの結婚式に引き出物を用意するかどうかを決めましょう。
引き出物が必要なケース
引き出物は、一般的にはご祝儀に対する返礼品です。よって、ご祝儀をもらう場合は、引き出物を用意しましょう。しかし、沖縄結婚式の場合、ご祝儀を辞退する代わりにゲストが旅費や宿泊代を負担するケースが多いため「費用を負担してもらうのに、引き出物を用意しなくていいの?」と心配になる人もいるでしょう。
そもそも引き出物は義務ではありません。ご祝儀を辞退(=新郎新婦が挙式費用を負担)する場合、引き出物も用意するとなれば、ふたりにかかる費用負担が大きくなってしまいます。そのため、一般的な挙式・披露宴で必要とされる引き出物よりも、金額やボリュームがコンパクトなものを選ぶケースが多いです。
せっかく沖縄で結婚式を挙げるので、お土産代わりに沖縄の名産品を用意するのも素敵ですね。旅先でゲストの手荷物になるのが心配であれば、引き出物の後日配送もおすすめです。
引き出物が不要なケース
一般的に、ご祝儀を辞退した場合は引き出物を用意する必要はありません。しかし、沖縄結婚式の場合、ご祝儀を辞退する代わりにゲストが旅費や宿泊代を負担するケースが多いです。「ご祝儀を辞退したとはいえ、ゲストに旅費や宿泊費の負担をかけてしまうのが気になる」と感じる人もいるでしょう。
ご祝儀を辞退しても、沖縄に来るための費用でゲストに負担がかかるのは事実です。ただし、ゲストは自分たちの旅費や行程のすべてを結婚式に充てるわけではなく、ふたりの結婚式をきっかけに沖縄旅行を楽しむことができます。よって、新郎新婦がゲストの旅費や宿泊費の全額に対する返礼品(引き出物)を用意する必要はありません。引き出物の代わりにプチギフトを渡しても良いでしょう。
引き出物ではなく、プチギフトを贈るのもOKな場合
プチギフトは、ご祝儀の有無に関わらず「ありがとう、これからもよろしくね」「気を付けて帰ってね」といった意味を込めて渡すもの。挙式や会食・パーティーのあと、ゲストを見送るタイミングでふたりから手渡しをします。
ご祝儀を辞退し、引き出物も用意しない場合は、感謝の気持ちを形に残すものとしてプチギフトを渡しましょう。もちろん、引き出物を用意したうえでプチギフトを贈るのもOKです。
両親に引き出物は?
基本的には、両親への引き出物は必要ないとされています。ただし、家庭の考え方や地域性によっても変わってくるため、心配な場合は確認しておきましょう。
「引き出物は渡さなくても、感謝の気持ちを形にしたい」という場合は、贈呈品を用意します。親への贈呈品は、子育て感謝状や時計、名入れギフトなどの記念品が人気です。沖縄結婚式の場合は、沖縄にちなんだ名産品も素敵ですね。結婚式後に、思い出を振り返られるようにミニアルバムやムービーをプレゼントするのもおすすめです。
沖縄 結婚式で引き出物・プチギフトの費用相場
引き出物やプチギフトを用意する場合の金額について解説します。
引き出物の費用相場
引き出物はご祝儀の3分の1程度の金額が一般的とされていますが、ご祝儀を辞退するケースが多い沖縄結婚式の場合、親族は一人あたり5,000円~10,000円、友人には3,000円~5,000円くらいが相場です。
プチギフトの費用相場
プチギフトは、一人あたり300~500円が相場です。しかし、沖縄結婚式で引き出物を用意しない場合は「ゲストが旅費や時間をかけて沖縄に来てくれたことへの感謝の気持ち」を込めて、相場よりも少し高めに費用をかけるカップルも多いです。
沖縄 結婚式で引き出物・プチギフトの選び方
カタログギフトが定番
沖縄結婚式で定番の引き出物はカタログギフトです。ゲストに好きなアイテムを選んでもらえる点はもちろん、旅先でも手荷物になりにくく、持ち運びの際に破損などのリスクがないため人気のギフトです。最近はスマートフォンでQRコードを読み込むだけのカードタイプのカタログギフトも増えてきました。
特におすすめは、沖縄の名産品だけを集めたカタログギフトです。実際に沖縄結婚式に参列したゲストからは「沖縄の思い出に浸りながら選べた」「お土産をじっくり選ぶ時間がなかったので嬉しかった」「現地では出会えなかった名産品を知れて感動!」などと好評です。
伝統工芸や名物グルメといった沖縄ならではのものを贈るのもおすすめ
せっかく沖縄で結婚式をするなら、沖縄にちなんだ引き出物やプチギフトもおすすめ。沖縄には、伝統工芸品や名物グルメがたくさんあります。高齢の祖父母など、事情があって沖縄の結婚式には参列できなかったゲストにお土産として贈るのもおすすめです。
式場に持ち込み料が発生するかを確認
引き出物やプチギフトを用意する場合は、式場の持込料も確認しておきましょう。式場で購入した引き出物・プチギフトには持込料が発生しないケースがほとんどですが、自己手配の場合や選ぶアイテムによっては持込料が発生することもあります。
沖縄 結婚式で引き出物・プチギフトを選ぶ際のマナー
ゲストに金額差が出ないように注意
引き出物やプチギフトを選ぶ際、同じ立場のゲストによって金額差が出ないように注意しましょう。特に、引き出物を現地で渡す場合は、ゲストが「同じ親族(友人)なのに、明らかに違う・・・」とならないよう配慮が必要です。どうしても差が出てしまう場合は、後日郵送にするのも手段。「旅先で荷物にならないようにご自宅へ送ります」と伝えれば、お互いに気持ちよく引き出物の受け渡しができます。
割れ物の場合は後日郵送がおすすめ
食器などの割れやすいギフトは、結婚式当日には渡さず、後日郵送をおすすめします。沖縄結婚式の場合、ゲストが旅行中や帰りの飛行機で持ち運ぶことを考えると、リスクを避けるのが無難。もし後日郵送をする場合は、ゲストに「お礼の品は後日ご自宅にお届けします」など一言添えておくと安心です。
もらって困るものを渡さない。使いやすく、保管(保存)がしやすいアイテムを選ぶ
感謝を伝えたい、喜んでもらいたいと用意した引き出物やプチギフトでも、ゲストが困ってしまったら意味がありません。例えば、大きくて重すぎるもの、デザインが奇抜で好みが分かれそうなもの、賞味期限が短かったり食べきれる量ではないもの、食物アレルギーに配慮されていないお菓子などです。旅行を伴う沖縄結婚式の場合、花束などの生花も枯れてしまう可能性があります。使いやすく、保管(保存)がしやすいアイテムを選びましょう。
縁起の悪いとされるものは避けるのが無難
一般的に、引き出物やギフトで縁起が悪いとされるものは避けておくと無難です。
・包丁やハサミなど「(縁を)切る」を連想させるもの
・鏡やガラス、陶器など「(関係が)割れる・壊れる」を連想させるもの
・縁起の悪い文字が入っていたり、使いまわしを連想させるものなど
ただし最近は「縁起を気にしすぎるよりも、ゲストに配慮ができていればOK」という考え方に変わってきています。昔はタブーとされた食器などの割れ物も、実用性の高さから今では人気のギフトです。大切なのは「ゲストに喜んでもらえるかどうか」。縁起物を気にするゲストには配慮しつつ、ふたりやゲストの気持ちを重視して問題ないでしょう。
数は奇数にするのが良い
引き出物やプチギフトを贈る際、ゲストひとりに贈る中身(個数やセット数)は奇数が良いとされています。理由は、割り切れない数字だから。ふたりやふたりの大切な人たちの関係性がいつまでも続くようにという願いを込めた縁起担ぎです。最近は昔ほど厳守されるマナーではありませんが、引き出物やギフトをセレクトする際、参考程度に知っておくと安心でしょう。
沖縄 結婚式で引き出物を渡すタイミング
引き出物は「席置き」が一般的
沖縄結婚式で引き出物を渡すタイミングは、挙式中の荷物にならない会食・パーティーの前が定番です。あらかじめゲストが座る席に引き出物を置いておきます。後日郵送の場合は、その旨が分かるメッセージカードを座席に添えておくと、ゲストに失礼がなく安心です。会食・パーティーを実施しない場合は、挙式後のゲストを見送る際に渡すケースが多いです。
沖縄 結婚式でおすすめの引き出物
カタログギフト
沖縄結婚式では、沖縄の名産物だけを集めたカタログギフトがおすすめ。アールイズ・ウエディングでも一番人気のカタログギフトです。沖縄にはたくさんの伝統工芸品や名物グルメがあり、中には100点以上の名産品から選べるものも。世代や用途を限定しない、ゲストが自由に選べる、ふたりの手間が減るのはもちろん、ギフトを選ぶ時間も沖縄らしさに浸れる点も魅力です。
琉球ガラス
琉球ガラスは、沖縄を代表する伝統工芸品のひとつ。透明度が高く、職人がひとつひとつ手作業でつくる琉球ガラスは高級品としても贈られることが多い品です。デザインのバリエーションが豊富で、食器やアクセサリーなどさまざまなアイテムに琉球ガラスが使われています。沖縄では琉球ガラス作りの体験もできるため、親など特に感謝を伝えたい人にはふたりが作った琉球ガラスのアイテムをプレゼントするのもおすすめです。
やちむん(焼き物)
やちむんとは、沖縄で「焼き物」を意味する言葉です。沖縄の伝統工芸品で、ぽってりとした味わい深い見た目が特徴の陶器です。お皿やコップ、箸置きなどの食器として贈られることが多く、親世代や、暮らしにこだわる女性には特に人気です。沖縄本島には「やちむん通り」と呼ばれる街道もあり、観光で訪れたのをきっかけに魅力にハマる人も多い名産品です。
バウムクーヘン
バウムクーヘンは、結婚式の引き出物(引菓子)として定番のひとつ。形が年輪のように見えて「いつまでも幸せが続く」ことを連想させることから縁起が良いとされています。さらに沖縄は、黒糖や塩といったバウムクーヘンには欠かせない食材の聖地。紅いも、マンゴー風味など、沖縄ならではの味にアレンジされたバウムクーヘンもおすすめです。
かりゆしウェア
かりゆしウェアは、沖縄を代表する民族衣装のひとつ。沖縄の伝統染織物が使われていたり、自然をモチーフにした絵柄が描かれていたりと、沖縄ならではの服装です。かりゆしには「おめでたい」という意味もあり、結婚式の参列衣装としても人気のかりゆしウェア。「結婚式の当日、これを着て参列してね」と事前にプレゼントするのも沖縄結婚式らしい一コマです。
紅型(びんがた)
紅型(びんがた)は、沖縄の伝統的な染め物の総称です。朱色や橙色、水色や緑といった色鮮やかな色彩(びん)と模様(かた)が特徴的で、琉装(りゅうそう)といった沖縄の着物のような民族衣装にも古くから使われてきました。ギフトでは、小物入れやエプロンなどの絵柄として人気のほか、ラッピングに紅型の布を使うことで、高級感や特別感も出ます。
サンゴ染め
サンゴ染めは、サンゴの化石を使って染め上げる染物です。生息するサンゴの種類が世界トップクラスといわれる沖縄ならではの技法で、まるで本物のサンゴかのような美しいデザインが特徴です。ギフトとしては、シャツや風呂敷、トートバックにデザインされたものが人気です。沖縄らしく、サンゴ染めの布でラッピングした引き出物やギフトを贈るのも素敵ですね。
天然塩
沖縄の美しい海でとれる、ミネラル豊富な天然塩。特に、宮古島や石垣島といった離島では天然塩がよく採取され、お土産としても人気の沖縄名物です。お塩は暮らしのうえで欠かせない調味料。贈る相手の世代を選ばないのはもちろん、これからも食に困らないように(=いつまでも健康で暮らせますように)という意味を込めて贈ってみるのもいかがでしょうか。
沖縄 結婚式でおすすめのプチギフト
ちんすこう
ちんすこうは、ガイドブックにも必ずといっていいほど載っている沖縄の名物菓子です。沖縄土産でもらったことがあるという人も多いのではないでしょうか。手渡ししやすいサイズ感、紅イモや黒糖など沖縄らしいフレーバーが、沖縄結婚式のプチギフトとしても大人気。結婚式にぴったりなハート形のちんすこうや、ふたりの名前を印字できるパッケージなどもあります。
サーターアンダギー
沖縄名物のサーターアンダギーは、砂糖を使った球状の揚げ菓子。衣はサクッと、中はふんわりとした食感のスイーツで、甘すぎず食べやすいのが特徴です。結婚式のプチギフトでは、ラッピングされたミニサイズのサーターアンダギーが人気。子どもから大人までみんなが食べやすく、万人受けするプチギフトとして選ばれています。
ドラジェ
ドラジェは、フランス語で「幸福の種」をあらわす焼き菓子です。主な原材料は砂糖で、サトウキビで有名な沖縄にぴったりなお菓子。上品な食感と甘さが特徴的なスイーツで、おしゃれなプチギフトを選びたいカップルに人気のプチギフトです。
沖縄らしい引き出物の購入方法
カタログギフト専門店
沖縄結婚式の引き出物として定番のカタログギフトは、店頭やネットなどのカタログギフト専門店で購入できます。最近は、カタログの中身をサイトで閲覧できる専門店も増えてきました。数あるカタログギフトの中から、引き出物の金額、贈る相手の性別・年代、地域などで絞り込めるのも便利です。
沖縄ギフトショップ
沖縄のギフトショップは、本記事でも紹介したような沖縄の名産品・名物グルメの取り扱いが豊富です。事前にネットで注文して、現地の店舗で受け取りができるショップもあります。引き出物やギフトの購入以外に、沖縄土産のリサーチにもおすすめ!ぜひ調べてみてくださいね。
式場で購入する
沖縄結婚式の引き出物・プチギフトの購入先としておすすめなのが式場です。といっても、式場に着いてから選ぶのではなく、事前にプランナーとの打ち合わせでセレクトします。沖縄結婚式に詳しいプランナーが、ふたりやゲストにぴったりなギフトを紹介してくれるほか、提携のギフト商品によっては式場に直接届くため手ぶらで現地に行くことができます。
アールイズ・ウエディングでは、沖縄の名産品に特化したカタログギフトや、結婚式のためにつくられた沖縄ならではのオリジナルの引き出物・プチギフトを多数用意しています。沖縄結婚式の引き出物・プチギフト選びに迷ったら、まずはプランナーに相談してみてくださいね。
<著者プロフィール>
いけだあかり
【経歴】
ウエディングプランナー10年目。「アールイズ・ウエディング」のプランナーとして沖縄・ハワイ・グアムの結婚式を200件以上担当したのち、全国約30店舗の旅行会社でリゾートウエディングを提案・販売する。これまで関わってきたカップルの数は1,000組以上。また、自身も沖縄で結婚式を挙げる。プランナーと卒花の経験を活かし、現在はWebライターとしても活動。ウエディングの記事執筆を担当する。
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